釣果情報2003へ移動 大物の実績ここにあり
2005年(2)の釣り情報
sankajin
今日は“潮まん”を見て午後に満潮になる。
家を10時に出て赤穂御崎で11時、11時30分からつり開始のスケジュール。
赤穂御崎福浦・民宿今井荘さん(0791-42-3549)で手漕ぎボートを借りて東御崎
先端沖合い60mのポイントへ漕ぎでる。
上げ潮の好ポイントに自前のマシュルームアンカーを入れる。
潮流は早いが何とかなりそうな潮行きだ。
1投目で少し竿に響くような小アタリがあり手持ちに変える。
数回、そっと聞いてみたらグイ〜ン!久しぶりの釣行で幸先が良い気分です。
大体、一発目であたりつれるときは、それっきり。が普通のような気がしていたが、
今日は違っていた。
投入するたびにアタるのだ。
魚とやり取りして玉網ですくい、準備して次の投入まで一尾約10分で1時間6尾??
それを上回り12時半には7尾のクロダイをゲットした。
しかし、その後急に潮流が緩みアタリが遠のく。満潮の潮どまり。
午後2時、竿じまいまで1尾追加で合計8尾の釣果と相成った。
キチヌ 45cm×1尾 ・38cm×1尾 ・30cm〜28cm×3尾
チ ヌ 36cm×1尾 ・32cm×2尾 計8尾
携帯TELなので画質が悪い
"さんかじん"からのお願い
赤穂御崎では「まき餌団子」は必要ありません。
出来ましたら使わないようにお願いいたします。
お腹の中がどろどろのクロダイなんて食べられま
せん。
食べない方も海水と海底をこれ以上汚さないで、
ここに紹介するのは「さし餌をボケのみで行う
ブッコミ釣り」です。
ここ赤穂御崎は沢山の黒鯛が棲息しています。
海底の環境もよく、また付近の岩礁地帯なども
美しく残しています。
後続のアングラー達や後の世代のためにも赤穂
御崎の海底をいつまでもきれいな状態で残しま
しょう。
超過は期待できないが暇つぶしで姫路市白浜の大阪ガス水路でブッコミ釣り。
餌は、イワムシ、ヒライソガニ
木っ端チヌ(チンチンカイズ)×5 フグ ×2 ハオコゼ ×4
でした。
キチヌ47cm 43cm 38cm 36cm 36cm 35cm
クロダイ42cm 40cm 38cm 35cm 計9尾
キチヌ47cm
えさは「ボケ」のみ。まき餌や団子は一切不要です。
赤穂御崎の海にはキチヌが沢山居そうです。その理由は以下想像によります。
一般に河川の汽水域(海水と淡水が混じるところ)がたくさん棲息する条件に
なるそうですが、キチヌは魚類図鑑や釣り関係誌ではそうなっていますが決してそれ
だけが条件で無いような気がします。
稚魚の間、餌を捕りやすい条件は河川の汽水域は最高の条件で好食するカニ、エビ
ゴカイなど虫餌そしてイガイなどの貝類で甲殻類と貝類でしょう。
どこで釣り上げてもカニ、エビ、特にテッポウエビが一番多いと思います。
また、釣り餌の「ボケ」こと、ニホンスナモグリや輸入品の同亜種類は腹中では意外
に他の餌類とは分けやすい条件になっているようです。
胃袋の強烈な消化液は軟弱な餌はすぐに溶かすので解け具合で判断できる。
クロダイのように海草類がほとんど見られない。
これは棲息場所によるものなのでしょうか?
これらの就餌のため体力の無い幼魚から当分は河口近くの甲殻類が捕れる「汽水域」
といわれる水域に多いのでないか。
さらに職漁師のアサリ漁も一因でないか、とも思われる。
クロダイとキチヌの食味ではキチヌに軍配があがるのはこの食性によるものなのか。
もう30年くらい前までは、河口や遠浅の海域で延べ竿と餌箱、竹製のびく、もう
ひとつの道具はスコップやアサリ採りのジョレンなどの身支度で「濁し釣り」があっ
た。
浅い海岸で潮干狩りをしていたら周りで小魚が餌のおこぼれ頂戴とたくさん集まる
のだ。そこには視界の先に必ず大物も居てうろついているのを想像して欲しい。
持参の餌は、先ほどここで捕った砂ゴカイ(イシゴカイ・イソメ類)やイソベ(フ
クロムシ類)、カニが使われた。
今ではほとんど見られないが、夏はパンツ一丁(昔は海パンでない)で立ち込みして
いた姿は、何か生活の惨めさを感じさせる姿に見えるから衰退したのか?
我が家の子供たちが小さい頃には、この伝統釣りの意味だけを記憶させようと海水
浴に行くときに、糸、鈎、シズを持参して釣りをさせた。
足で海中を掻き上げれば海底の砂がもうもうと立ち上り濁る。
潮下の濁りの中には小さなクロダイやセイゴやシマイサギがうようよする。
それを釣らせたい。
子供たちはそれよりも水中眼鏡で周りの魚たちが手の届く範囲で集まる姿を見るダ
イレクトな感じを楽しんでいたように思う。
自分が立ちこんでスコップなどで濁しながら釣る方法と職漁船を雇い船頭にジョレ
ンで海底をかき混ぜて貰う「掛け釣り」があった。後述の職漁船のものはいわゆる殿様
釣りで楽な上に、さすが大物が釣れた。
「少し離れた海底には大物が息を潜めて待っているかも知れない」これがこの釣り
の哲学なのでしょうか。
アサリ漁はともかく、その近くにはまだ物凄いパワーの無い3年物までの幼魚たちが
食性のために多く居るのだと思う。
さて、赤穂御崎の立地条件は、確かに西側には、赤穂漁港、海水浴場、そして天下
の清流・千種川がある。
また、東は赤穂海岸・丸山・坂越・坪根・相生湾口、室津へと続く。
一番の汽水域は約2km余りか、離れた千種川で稚魚の育成には十分であろうと考え
られる。
ただしそれならそれで千種川の河口に大物も集まればよいのでしょうけれど何故離れ
た赤穂御崎に大型クロダイとともに棲息しているのか?
赤穂御崎は県下有数の温泉の湧水がる。
そんなに「立派」な温泉街ではないのですが釣りの帰りに入ると大変気持ちが良いの
でいい湯なのだろう。
では、海底はどうなのか?
ここでも湧出があるのかも?
それとも、汽水域は生息の条件になるが絶対の条件でなく就餌の条件上のひとつの要
素なのかも知れず、就餌環境さえ揃えば海域ならお構いなしかもしれない。
ここには外敵がいる。
ボートを借りて釣り中に「フーッ、フーッ」と大きな音がする。
哺乳類のスナメリだ。いわゆる小さな歯鯨の(ねずみイルカ類)でしょう。
岩礁がキチヌやクロダイを護ってくれるのでしょう。
ボートで釣りをしていたらいろいろ思考が出来ます。
のんびりその時間を過ごす。
けれど、釣りはストレス解消だけにはしたくないですよね。
釣り中に自分勝手にそんなことを考えている今日この頃です。
さんかじんの随想
写真中尾びれと尻びれが少し黄色いのがキチヌ(キビレ)です
写真には写っていないが同じサイズのキチヌ3尾
クロダイ35cm1尾・キス2、イイダコ3ハイ
セイゴ2尾・イシモチ1尾でした
帰港してすぐに差し上げたので写真には無い。
このキビレは42cmです。
朝7時の上げ潮7分より下げ潮半ばのお昼までの
釣果、といっても9時30分からは他魚ばかりで
した。
イイダコもかなり逃がしました。釣り針だから仕
方ない。 そうそう、アナゴまで釣れました。
前日には一日中本降りで水温低下と水潮が廻った
様子でした。
落ち着けばまた釣れ続くでしょう。