年無しチヌ (54cm)
今まで昨年の夏に同じポイントで釣れたキビレの50cmは大きかったが、
今回2週連続で年無し50cm以上が釣れたのは偶然と言わなければならないと思う。
何度か釣り場に通う内にここなら釣れるという自信がついてきてしつこく飽きもせず何度となく釣り場に足を向ける、
そして釣れ続ける。
30年も前に山陰の浜坂町三尾の磯釣りに血道を上げたときがあってマダイやチヌを数上げていたときがあった、
丁度そのときとおなじ状況だ。
一級磯からはなれて余り人の行かない磯に渡り大きな黒鯛やマダイを数釣り上げる。
中村渡船の中村豊治船長がいつも同船者に自慢のように語っていたのを思い出す。
こんなところで釣れるわけが無いのに。だけど釣れる。不思議なものだ。
6年ほどここ赤穂の釣り場に通っているがめったに裏切られないつり場だ。
足場は大変良くデレクターズチェアやビーチパラソルやキャンピングテーブルを置いてビールを飲みながら
大名気分で釣りができる。
赤穂御崎、福浦の民宿で貸しボートの今井荘さんを知ったのは1996年7月頃で、体調を崩し無理が出来ないけど
釣りもしたい。という感じでよく通っていたら、今井荘のご主人がよくバイクで海岸線を見回っていて立ち話をし
ていたときである。
沖合いを貸しボートの釣り人が何艘か出ている。
「もう少し治ったらボートを借りに行くから」 とお話していた。
それから相当期間が経ってからボートを借りに行ったと思い出す。
その当時は、スズキ、アブラメ、イイダコ、テンコチ、キス、カレイもよく釣れていた。
最近は、そういう美味しい魚がつれなくなり、もっぱらクロダイが主力になった。
エサはボケ(ニホンスナモグリ)または、イワムシで撒き餌は一切使いません。
ボートで風が出て浜に戻りエサがあれば東の教育キャンプ場前の遊歩道からぶっこみをする。
そしたらここでも釣れる。
花見の時期なら最高ののんびり場所である。
今回はこの大チヌを掛けたときは右へ左へと引っ張りまわされた感じだった。
40cm級とちがうノシの強さと重量感のある強引さで釣り竿が弾力を失い石のように硬くなる現象が何度と
なく感じられた。
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