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ニュージーランド紀行
南島
テカポ湖
Lake Tekapo |
フェアリーの谷 Fairlie Valley
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クライストチャーチを出発したバスはサザンアルプスの最高峰マウント・クックを目指して西南西へ進む。 約2時間も走ると典型的なニュージーランドの風景が現れる。 フェアリーの谷と呼ばれるところで、広大な丘陵地帯に羊や牛が放牧されている。
またしばらく走ると、今度は道端も山腹も一面に野生のエニシダが満開になった道に出た。 これほど広大な場所で黄一色に彩られた風景を見るのは実に壮観である。
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群生するエニシダ genista
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南島のほぼ中央にある湖 テカポ湖。 全長約25km。 氷河の水が流れ込むので、岩石の微粒子が光をフィルターして、湖はコバルトブルーのような美しい色を呈する。 また湖畔はちょうどルピナスの満開の時期で、サザンアルプスを背景にして岸辺に展開する色とりどりの花は本当にすばらしいものであった。 野生のルピナスはこのあとも、マウントクックやミルフォード・サウンドへのバスの沿道のあちこちで私の目を楽しませてくれた。
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テカポ湖とルピナス LakeTekapo |
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テカポ湖の湖畔にポツリと建っているのがこの「善き羊飼いの教会」という建物。 周囲にはほかに何もない。 観光客以外に信者は居そうにないが、 中に入ると牧師さんが一人座ってた。 並んでいるベンチの前の窓ぎわには、キリスト像の代わりに小さな十字架が一つ立っていて、その窓からは遥かにアルプスが見渡されるようになっている。
昼食は湖畔のレストランが利用できた。 |
善き羊飼いの教会 Church |