再挑戦の笠が岳

前回2008年7月2日は、杓子平までしか行けていない。
今回2010年10月14日 新穂高温泉駐車場に車を置いて、笠新道登山口まで歩き登り始める。
高度を稼ぎ槍ガ岳や穂高連峰や乗鞍岳が良く見えてきた。
昨日、笠が岳山荘で泊まった人二人に出会う。
にぎやかに、30人近くのツアー登山集団が、下山してきた。
 しばらくすると大きなリックの若者と出会う。双六岳でテント泊そして昨夜は笠が岳でテント泊したそうで、夜は寒くて寝れなかったと
言っていた。いろんな話をしてなかなかの好青年。
 杓子平で、おにぎりを食べる。天気も良く雄大な景色を観ながらのおにぎりは格別の味。
杓子平から稜線への登りはきつかった。
稜線に出ると主だった山々が見渡せ快適な稜線歩きが堪能出来た。
笠が岳山荘にチェックインを済ませ笠が岳山頂へ。雲が流れ槍ガ岳や穂高連峰の姿が刻々と変わる。
その日の宿泊者は5人。3人は同年輩で話がはずむ。埼玉と神奈川から来た人で、二人ともいろんな山に行っている。
 翌日は深い霧が出て、雨具を着る。一人の人は笠新道を下るので分岐まで一緒に歩く。
深い霧の中でライチョウの鳴き声。見上げると大きな岩に七羽くらいいて、ずーと見送ってくれた。
分岐からは一人で稜線を歩く。だいぶ行くと一人の青年に出会う。「こんな霧の中で人に出会えてうれしいです」と
開口一番言っていたが私も同じ気持ちだった。秩父平から弓折岳に登り双六岳と鏡平に下る分岐で、二人に会う。
鏡平周辺は紅葉が見ごろだった。鏡平小屋やこの地域の小屋は15日が最終営業日で今日までだ。
14日は天気が良くて雄大な景色が観え、15日は濃霧で景色は観えないが近くの紅葉は堪能したし、
濃霧で、天敵に襲われる心配がないライチョウは何羽も出会ったし、道案内するようにすぐ前の登山道を二・三歩先を
ずーと歩いて、全然逃げようとしない。
二日間良く歩き楽しい思い出ができた。 




歩いたコース

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