信州上高地・飛騨新穂高
北アルプス連峰を挟んで、向き合う信州と飛騨、その両方とも
訪れた今回の旅。
2006年5月10日夜8時過ぎに出発。阪神高速神戸線は事故で渋滞の情報、北神戸線から山陽道・中国自動車道を経て名神高速道を走る。多賀サービスエリアで仮眠をし再び名神高速一宮ジャンクションを東海北陸道を走る。相変わらずの雨の中の走行。美並インターから白鳥インーまで
道路工事で通行止め。一般道を高山に向かう。高山から平湯の「あかんだ駐車場」に車を置き、シャトルバスで平湯バスターミナルへ行きそこから上高地行きのバスで安房トンネルを上高地へ入る。上高地インホメーションセンターで情報を受ける。いよいよ上高地のシンボル河童橋を渡り梓川左岸遊歩道を歩く。湿原や木道も激しい雨で濡れたり滑りやすくなっている。
梓川も土色の濁流となり自然の荒々しさも見せている。
明神池のある奥穂高神社で拝観料を払い、明神池一之池・二之池を見る背後の明神岳上部は霧の中に見えないけれど、明神池はシラビソ・コメツガ等に囲まれ青く澄んだ水は神秘的な雰囲気を漂わせている。大きな岩魚は人を恐れず悠然と泳いでいる。
(明神池)
明神池の前には嘉門次小屋がある。山の雑誌に何回も登場しいつか来たような気がする。
(嘉門次小屋) (いろり)
炭火で岩魚を焼いている。中に入り岩魚定食と清水で冷やしたビールを飲む。
ゴールデンウィークは大変な人人だったらしい。もしその時に来ていても入らなかったと思う。今日は人も少なく落着いた感じがいい。
明神橋を渡り明神館前を通り左岸を河童橋へ向かう。野性の猿の群れを何回も目撃した。
獲付けをしていないので、人に依存せず、人を恐れずうまく共生している。
(野生のさる)
上高地ビジターセンターで展示物をみたり上高地の自然のビデオなどを見る。その後梓川左岸を中湯公園・田代橋を渡り右岸にある上高地清水屋ホテルの前を通り、ウエストン碑を見る。
再び田代橋を渡り上高地帝国ホテルでティータイム。
(上高地帝国ホテル)
その後左岸の自然研究路を歩く。
観光バスの団体客と何組か出会う。所々残った雪を踏んだり木道を歩き大正池に出る。
目の前には焼岳の大きな雄姿が見えてきた。
写真でみる大正池は澄んだ水に立ち枯れた木が神秘的な感じだが今日は土色の水が渦巻いている。今夜の宿は大正池の湖畔に建つ大正池ホテルをインターネットで予約している。
(大正池ホテル)
夕食はホテルで飛騨牛や岩魚の料理を肴に生ビールや地酒を飲む。夜には天気も回復して
外に出ると星も出ている。北極星や北斗七星がきらきら輝くほどではないが数多くの星が出ている。翌朝5時半ころホテルをでて湖畔にでる。霧の中にだいぶ澄んで来た水に枯れ木が立ち幻想的
鴨の番が悠然と泳いでいる。絵になる景色。自然研究路を歩くと、多くの小鳥の鳴き声や鶯が鳴きながら枝から枝へと渡っている。昨日は行かなかった田代池に寄る。水が透き通って美しい。
河童橋まで行くと穂高連峰が霧の中に姿を在らしてきた。
(大正池からの焼岳)
もと来た道を引き返し大正池湖畔まで帰ってくると昨日湖畔で写真撮影していて
話をした人が朝の穂高連峰のシャッターチャンスを待っている。
話をしながら何枚か写真を撮りだんだん雲が切れてきた。それなら新穂高に行き
ロープウェーに乗り西穂高口まで行くとすごい展望ではないかと思ってきた。
朝食をホテルでしてチェクアウトをし昨夜飲んだ生ビール・地酒・ワイン(飲みすぎ?)代を払う。
バス停はホテルの前にある。バスで平湯まで帰る。あかんだ駐車場前で親切にバスの運転手が停めてくれた。今から新穂高ロープウェーに乗り穂高の一角へ行くため必要な物以外は車に残し、ロープウェーで新穂高から鍋平高原へ、(標高1305m)
しらかば平駅から新穂高第二ロープウェイに乗り換える。第二ロープウェイは世界でも
スイスとここだけの120人乗り二階建てのゴンドラで、西穂高口まで約7分で、運行する。正面に笠ヶ岳右手に槍ヶ岳の山容が見える。西穂高駅の展望台から穂高連峰・笠が岳の大パノラマ。
駅を出るとまだ多くの積雪まだまだ雪山だ。展望の効くところまで歩く。前に泊まったことのある西穂高山荘もはっきり見える。充分展望を楽しみ下山。ロープウェイで一緒になった山歩きの人に新穂高の雄大な露天風呂を教えてもらい
早速入る。深山荘で500円を払い雪解け水がごうごうと流れる川沿いにあり確かにいい。
(露天風呂に美女が???・・・・・・・・)
帰りは富山に出て北陸自動車道で帰る。新穂高から飛騨上宝村花街道を走っていると民家も近いのに、崖に生き物がいる。車をとめ近くに寄るとカモシカだ.ぜんぜん逃げようとしない.カメラを向けるとこちらを興味深く見る
(カモシカくんこんにちは)
自然の動物だしそのまま別れる。2日間の休みを最大に活用し多くの物を見ることができ、多くの人にも出会い自然を満喫できた。
2006年5月10日〜12日