扇ノ山(おぎのせん) 1310m
 
 梅雨の中休みを狙って白山に行こうと思っていた。仕事を早めに終えて出かけようとすると、空もどんよりとし雨も降ってくる。だんだん気持ちが遠く白山に行っても雨にふられるのであれば、いつも行く氷ノ山でもいいのではないか勝手に決める。
20時30分ころ若桜氷ノ山キャンプ場の駐車場に着く。雨がまだ降っている。
「今夜から山に行く予定を行ったら、」愛妻が酢豚や大きな鮭の身が入ったおにぎり等を、いろいろ作ってくれたのでそれを肴にビールや酒を飲む。
 翌朝は雨もあがっている。草の生い茂った展望台を目指して歩き始める。展望台の下まで行くと
一匹のスズメバチが突然偵察に飛来してきた。襟首をしぼめ身を低くし、もと来た道を引き返す
意外とあっさりスズメバチ様はひきあげてくれた。一瞬はやられると思った。今日は氷ノ山に嫌われたのだと思う。登るのをあきらめる。そのまま車に乗り国道29号線を鳥取方面に行き扇ノ山登山口の看板に従い
右折。同じ方向にふるさとの森がある。13キロくらいでふるさとの森に着いた。そこから先は通行止めの看板。それも土嚢で押えているので無視できずに車を置いて歩く。切り立った滝の上部にササゆりが咲いていたり、車で走ったのではわからない発見もある。

滝の左に一輪のゆり

林道の脇には草花が生い茂り花には蝶や蜂が蜜を求めて今を盛りに生きている。

ヤグルマソウと蝶

サンカヨウの実

ヤマアジサイ

ウリノキ

ササユリ
登山口まで約1時間歩き登山口から約2キロで頂上に着く。頂上には
立派な避難小屋がある。前回着たとき丁度新築されたきれいな避難小屋だなあと思っていた。
土足を禁止してあり美しさが保っていた。氷ノ山見えまずまずの天気に恵まれた扇ノ山だった。

扇ノ山山頂から氷ノ山を見る。