山名の由来は雪をいただいた姿の美しさだといわれている。
白山御前峰からの展望
白山
白山国立公園は、白山を中心とする面積47,700haの山岳自然公園で、石川、福井、岐阜、富山の4県にまたがり、北は大門山、南は大日岳まで2,000m級の山々が続いています。
白山は、富士山、立山とともに日本百名山の一つに数えられ、
山頂部は、御前峰(2,702m)、大汝峰(2,684m)、剣ケ峰(2,677m)で構成されている。
万年雪が残り、高山植物の宝庫として知られる山頂部、広大なブナの原生林の広がりとそこに生息する多くの野生動物たち、深い谷間から山ろくにかけて数多く噴出する温泉群など白山はおおくの魅力を持っている。
このように自然が多く残る。国立公園「白山国立公園」へ5月10日と11日に行くことができた。
5月9日仕事を早く終え17時40分出発する。今回有料道路は使わず一般道を走ることにする。西脇・福知山・舞鶴・敦賀を経て福井に向かう。越前の道の駅「河野」で夜の11時今夜はここで仮眠をする。多くの乗用車やトラックが停まっている。
午前3時道の駅河野を出る。3時40分には福井に着いた。 大野市・勝山市の方向に車を走らせる。
4時30分白峰村に入る。
市ノ瀬ビジターセンターから別当出会いに向かう。
さすがに土曜日で登山者用駐車場にも多くの車が停まっている。
それでも登山口に近い駐車場の一番端に車を停める。
準備をして、さあ歩き始める。別当出会いにはまだ多くの雪が残っている。観光新道を登り始めしばらく行くと登山道が積雪に阻まれ、大木が雪崩で押し流されている。
雪渓を斜めに横切るのもストックは持っていたがピッケルは持っていないので危険だと判断した。
工事用の道路が下に続いているので、そこを歩き行けなくなったら引き返そう。どんどん行くと、砂防新道との合流地点に着いた。
砂防新道から来たパーティに出会い積雪の斜面を登る。
このコースは危険なところもなく歩き始めて約4時間で甚の助ヒュテに着く。甚の助ヒュテもまだ雪ノ下で屋根しか出ていない。
甚の助ヒュテの屋根で休憩する人
甚の助ヒッテをすぎると急な斜面になる。なんとか登ったけれど、
足の筋肉がそろそろ痛み出す、下りのことも考え、この辺りが潮時ではないかと思う。甚の助までしか登らない人もいるようだし頂上を断念する。下りは快調に降りられるのでこの分だと頂上までいけたかなあと思うがあきらめる。
ビジターセンターへ寄りいろいろ話をする。キャンプ場が隣にあるが6月1日がオープンらしい。それでも何人かの人はテントを張っている。
センターの人も黙認している。センターの人に話して今夜はテントを張ることにする。
時間があるので岩屋俣園へ行くと白山の展望がいいので行く。
コブシの白い花が満開だ。
遊歩道では木漏れ日のなかイワカガミガ可憐な花をつけている。
雑木に混ざりこぶしの白い花が今を盛りに咲いている。
センターの駐車場からテントサイトまで、テントやガスコンロ寝袋その他いろいろと運ぶ。準備も簡単でビールを飲みながら、加古川市出身の作家玉岡かおる氏の「天蓋の船」を読み終える。
飯盒で二合の米を炊いた。芯があり食べられない。再び水を入れて炊く。ラーメンを作り何とか食べる。
あたりも暗くなりガスランプを点燈する。
夜は近くの川の雪解け水が堰堤から落ちる音がゴウゴウと聞こえる。大自然の中での一夜だった。
翌朝、コーヒーを作り昨夜の残りを食べる。
鶯や小鳥の声を聞きながらの、贅沢な朝食。
テントを撤収し車に積み込む。
車はそこに置いて、別山・チブリ尾根に向かう。途中までは雪も消えて、登山道脇にニリンソウやサンカヨウの群生地がある。最初は気がつかなかったけれどよく見ると、いたるところにザゼンソウも多くあることに感動。
だんだん積雪も多くなる。ブナの新緑は鮮やか。
高度がだいぶ高くなり、白山がよく見える場所にきた。
別山のコースは距離も長く相当な時間を費やすので、またの機会にくることにして、下山を開始。だんだん雨が当たるようになり、レインウエアをきる。
帰りの運転は雨の中となった。
それでも、充分楽しみ堪能し自然の美しさ厳しさを体験し満足の旅だった。
No2 時は変わって、2005年10月18日
10月17日 加古川を朝出発し能登笠師保・能登島・中島・七尾などでそれぞれ用事を
済ませ、金沢のホテルに泊まる。連泊をし、翌朝4時出て白峰村別当出合から登る。砂防新道を黒ぼこ岩を経て弥陀ヶ原から室道。そして頂上へ。頂上からは北アルプスの山々槍ヶ岳・穂高の
峰峰・御岳も良く見えた。
山頂からの北アルプス
最高の天気で風もなく穏やかで山頂で景色を眺め一緒の人々と話した。
白山室堂
登りも、福井から来た人や永平寺町から来たという人と話しながら登り。
下りは金沢から年間30回くらい白山に来るという人とトンビ岩コースを下りながら
人生の生き方など話しながら下る。
甚の助小屋前のななかまど
その日は金沢で連泊。翌朝金沢市内を散歩。近江町市場で買い物をし帰り始める。
奥琵琶湖の木之本町で棒すしで有名らしい大正元年創業の「すし慶」さんで秋の懐石と棒すしを
食べる。そのあと紅葉の名所鶏足寺に行ったが紅葉はまだまだだった。
久し振りの山歩きで足が筋肉痛。
天気に得まれ良かった。