三菱 ランサーエボリューション]
試乗ディーラー:三菱姫路店
担当サービス:中井
試乗条件:市街地〜山道
今回から試乗理由を若干曲げてお伝えします(苦笑
数年前から良くして頂いている敏腕サービスマンからの有難いお言葉により試乗。
まず外見。一言、ダサい(爆 中はCT系のエボより高級になったか?と思うのだが・・・あくまでスポーツカーの為の試乗記、広くなったというのは高評価に繋がらない。
試乗開始。まず思ったことは、乗り心地が悪過ぎる!これで30代以降の年齢層を狙ったというのならちょっと・・・だ。シートの性能が上がったのか上手く打ち消してくれているがそれでも酷い。
速度がある程度上がってくるとそれ程でもなくなる、まるでBMWだw ギャップで車が跳ねたりせずしっかり路面に足が付いている辺りはただ硬いだけではないと思わせる。
乗った感じ(シートは良いが)や視界はもう「普通の車」。やはりスポーツカーとは縁遠いか?この試乗記のタイトルは正解だったという事(ナゾ
まずは新装備SST、構造はTTのSトロニックと同じものだが、3000回転シフトだとシフトショックがある、高回転シフトダウンを行うと、ギヤは直ぐに落ちるのだがエンブレの効き始めるのが落としてから1秒後等・・・制御関係の詰めの甘さが目立つ。
エンジンはCT系エボの4G63の方がパワーがある・・・下のトルクもパワーバンドの加速感も一回り下。退化している(爆
低速域のハンドリングはZ4M並みにクイックステアなので、ひょっとしてこの車も危険カー?と思ったのだが、エボ]は速度を上げるときっちりニュートラルステアに戻ってくれる。
ボディーの重量と高くなった重心と相まって、スポーツ用途の走行では足が必要以上に動く。速く走る上では無駄が大きすぎる。
だがしかし、こういった見解も出来る。非常にスムーズに、ハンドリングに呼応して動くのだ。ハンドリングに関わる電子制御関係もCT系のように速さを求める為に積極的に動かす、ではなく、ドライバーに走る面白さを残した動かし方となっているように感じた。先日試乗したケイマンを運転しているかの様に一瞬感じた程。
ターゲット層をCT系とは違った年齢層を狙っている(中年以降)ので、こういった味のあるハンドリングは大いに賛同出来る。
Pを買えない、スポーツカーは家庭の都合上・・・といった方や速い普通の車が欲しい人は、乗り心地に目を瞑れるのならば・・・若しくはBMWチックな乗り心地を好むのならば、お勧め出来るかもしれない。
「エボなんて楽しくない」が私の持論だったのだが、このエボに面白い、と思ってしまった自分が不覚だ・・・w
今回の平均燃費は山道走行後リッター3前半でした(爆 店舗に帰って来た時は5弱w