- マフラーだけでパワーは上がらない?


最初に、このコラムを作成する迄時間がかかりました。鮮明にする為の画像編集が大変でした(汗 編集したと言ってもグラフの書き換えは行っておりませんのであしからず。

ここでは単純にマフラー交換をした際に、3系統のパワー測定を行いましたのでそのグラフを。
測定方法はエアクリーナーに送風ダクト無し、外気温は全く同じ状態、水温も同じ状態で測定しております。

ちなみにスティルウェイのシャシダイは相当辛口と昔からいわれておりますので、これだけきっちりパワーが出てる辺り、中々良い事ですよw


これがノーマルのグラフです。この時の最大トルクは18.6キロ/時速162.0キロ時 となっております。


完全ストレート構造のチタンマフラーに交換、サイレンサー手前にφ45のテーパーパイプで絞りを入れています。最大トルクは全く同じの 18.6キロ/時速162.0キロ時 となっています。パワーは0.5馬力ダウンしていますが誤差範囲でしょう。中間パワーの抜けを嫌って絞りを入れましたが、それでも中間が若干悪く不安定になっているようにも見受けられます。空燃比はノーマルとほぼ同じで、ノーマルの排気効率自体が結構いい線いっている?と思われます。


全く絞り無しのφ60ストレートです。最大トルクは 19.0キロ/時速166.0キロ時 で、パワー&トルクも上昇しました。中間も絞りを入れた上のグラフよりも良い結果が出ています。
ノーマルマフラーのようにスムーズなグラフでは在りませんが、これは中間の薄い空燃比が更に薄くなった為です。逆に若干濃かったハイカム動作時がベストな状態になりパワーアップに繋がったのでしょう。



このような結果となりました。私が装着したマフラーはスティルウェイ試作品の為、どのようなレイアウトであるかお見せ出来ませんが、結構な効率を狙った構造である事を述べておきます。
同種のマフラーで10%のパワーアップ等と謳っている物も御座いますが、是非チェックしてみたいものですね。ちなみにその「10%パワーアップ」マフラーの性能は真ん中のグラフ相当の排気効率だと予想できますが(ナゾ

また、私が装着している状態は勿論194.5馬力の状態ですが、トップエンドが若干薄いということでこの辺りに燃料をもう少し入れてやればこのマフラー特性が更に生かされパワーアップするだろうとの事でした。また2ZZ車に乗っておられる方の共通の悩み、ローカム時のパワーの無さに関しましてもきっちり燃料を入れてやることによりKエンジンよりも下からパワーが発生するのでは?と思います。

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