始めに

■━━━LAMEの導入・設定━━━■

LAMEの導入

■━━━EACの導入・設定━━━■

EACの入手
EACの設定

■━━━MP3の作成━━━■

MP3の作成


始めに

昨今のMP3事情
CDから音データを吸い出す「リッパー」、吸い出した音データをMP3に変換する「エンコーダー」、
MP3を作成するには、この二つのプログラムが必要です。
ひと昔前には「CD2WAV」と「午後のこ〜だ」の組み合わせが一世を風靡しましたが、
現在最強と言われるのが「EAC」と「LAME」の組み合わせです。

音質設定についてはMP3がブレイクし始めたころは「CBR128bit」が世界標準ともいえましたが、
CPUの高速化・HDDの大容量化に伴い、より高温質な設定がいろいろと試行錯誤されてきました。
現在ではLAMEの機能の一つ、「プリセット設定」を利用するのが定番となっています。

としたか管理下のPCをご利用の方は
LAME・EACともにすでに導入・設定ずみの場合があります。
その場合、スタートメニュー内にショートカットを用意しています。



EACを起動し、設定内容を確認してから使用してください。
(例:「保存先フォルダ」など。)


LAMEの導入・設定

本来はLAMEの本家サイトでソースコード(設計図)を入手し、自分でコンパイル(組み立て)する必要があります。
とはいえいちいちそんなことをしていられないので、ここに完成品を置いておきます。

lame3.97b1.zip

雑誌の付録CDなどに完成品が収録されていることもあります。

解凍したらできたフォルダを適当にリネームし、適当な場所に移動します。
例:C:\オンラインソフト\LAME



以上でLAMEの導入は終了です。設定はEACから行うので、ここでは何もすることはありません。


EACの入手

まずはhttp://www.exactaudiocopy.de/にアクセスします。
左のメニューから「Download」をクリックし、移動したページを下にスクロールさせ最新版をダウンロードしましょう。
解凍したらできたフォルダを適当にリネームし、適当な場所に移動します。
例:C:\オンラインソフト\EAC

さらに、日本語化パッチも入手・適用しておきましょう。
http://homepage3.nifty.com/eacj/で、日本語化パッチが公開されています。
先ほど落とした本体のバージョンに対応したものをダウンロードし、パッチを適用しましょう。

以上でEACを起動する準備が整いました。


EACの設定

ではEAC(C:\オンラインソフト\EAC\EAC.exe)を起動して各種オプションを設定していきましょう。

はじめに日本語化を完了させましょう。
EACのメニュー(画面左上)から「EAC Options」に入り、「General」タブに移動し



一番下の「Use Language」で「Japanese」を選んでOKすれば完了です。



以降は日本語化した状態で説明します。

まず吸い出しに使用するドライブを選択します。
以後の設定は選択したドライブに対してのみ有効となるので、間違えずに選びましょう。



@EACオプション
メニューの「EAC」から「EACオプション」に入ります。
「取り込み」タブ内の「エラー回復品質」を「高」に設定します。高品質にCDを読み取るためです。



次に「一般設定」タブに入ります。
「不明なCDが挿入された時」にチェックを入れ「自動的にオンラインfreedbデータベースにアクセスする」をチェックします。
こうしておくとCDを入れた段階で、インターネット上のデータベースから曲情報を自動で取り込むことができます。
「取り込み終了後にビープ音を鳴らす」はお好みで、鳴らしたければチェック、そうでなければオフにしましょう。



次に「ファイル名」タブで「ファイル名設定」をしましょう。
ここで設定したルールに従って、できあがるMP3ファイルに自動でファイル名が付きます。
例えば<%A「%T」>としておけば<アーティスト名「トラック名」>となります。



次に「ディレクトリ」タブで「保存するディレクトリを指定」しておきましょう。



Aドライブオプション
次にメニュー「EAC」から「ドライブオプション」に入り、「取り込み方法」タブの「読み取り能力の検出」をクリックします。
(テスト用になにか音楽CDを入れておく必要があります。)



短時間のテストで自動的に最適な設定値が検出されるので「適用」ボタンを押します。
すると「データベース送信」ウインドウが表示されます。作者に協力するなら「はい」しないなら「いいえ」を押します。



「取り込み方法」タブに戻ったら「ドライブがC2エラー情報を検出できる」のチェックが外れていることを確認します。
エラー検出機能のあるドライブでも正確にエラー訂正できないことがほとんどなので、無効にしたほうがいいからです。



Bエンコードオプション
メニュー「EAC」から「エンコードオプション」に入り、「外部エンコーダ」タブに入ります。ここでLAMEの設定をします。

「エンコードに外部プログラムを使用する」にチェックを入れ、プルダウンメニューから「LAME MP3 Encoder」を選びます。
「エンコードに使用するプログラムをパスを含めて指定」でlame.exeを置いたフォルダを指定します。
「追加のコマンドラインオプション」に「--preset standard」と入力します。



(--preset 以下には「medium」「standard」「extreme」「insane」 が指定できます(音質 普通⇔良い⇔最高)が「standard」で十分です。)
(「追加のコマンドラインオプション」での設定が優先されるので、「ビットレート」の設定は触る必要がありません。)


Cfreedb/データベースオプション
メニュー「EAC」から「freedb/データベースオプション」に入り、「freedb」タブに入ります。
「E-Mailアドレス」には使用可能なメールアドレスを入れます。特に何か送られるわけではありません。Hotmailでもいいでしょう。
「Freedbサーバ」には「http://freedbtest.dyndns.org:80/~cddb/cddb.cgi」と入力してください。
フリーで使え、かつ日本語の楽曲に対応したデータベースサーバです。





以上で設定は終わりです。他にも細かい設定がありますが、特にさわる必要はありません。


MP3の作成

ではいよいよMP3を作成してみましょう。
ここまでの設定が正しく行われていればCDをセットするだけで自動でデータベースにアクセスし、曲情報が入力・表示されるはずです。
(データベースに情報が登録されていないCDもあります。その場合はMP3作成後、自力でタグ情報を入力しましょう。)



MP3にしたい曲を選んだ状態で、画面左の4つ並んだボタンの上から二つ目の「MP3ボタン」を押せばMP3の作成が始まります。



CDから吸い出しているところです。



別窓が自動で開いて、吸い出したデータをLAMEでエンコードします。



完成〜♪





modified: 2006/01/24