PC−8001
1979年の秋に日本電気から発売され、1年後にはパソコン界
で不動の地位を確立し、それ以降に発売されたパソコンに非常に
大きな影響を与えた。 160 x 100 ドット,7色 RGB カラーグ
ラフィック、1行 80 字表示、超軽量コンパクト、uPD760 使用、
RAM 16K(最大 32K バイト)など数多くの特徴を持つが、最大の
特徴はマイクロソフト社製の PC-8001 用の強力 BASIC である
N-BASIC を搭載したことである。 当時のBASICは普通 4K 〜 12K
バイト程度であったが、N-BASICは 24K と従来のものに比べて
大型で高機能であった。
多種の周辺装置が各社から発売され、数千種にのぼる各種アプリ
ケーションプログラムやゲームソフトも発表・発売された。
PC-8001 を購入するためには、販売店に予約して1〜2ヶ月待た
なければならない状態が長期にわったて続いた。上位機種 PC-8801
が発売された後も人気は続き、PC8001mkII,PC8001MKIISR と、
改良機種が2種でた。 価格は、 PC8001 (16K RAM) \168,000 /
PC8001mkII \123,000 / PC8001mkIISR \108,000 と、安価になった。
( I/O 誌 1985年7月号 の記事より )