◆麗舞2025 テーマ「三者三踊(さんしゃさんよう)」

曲名 「花札コンチェルト」

ご存じのとおり「三者三様」とは、人それぞれに、性格や
考え方などが違うことを表した言葉です。
踊りだって人それぞれ。それが「三者三
」です。

よさこいのチームも三者三踊、踊り子だって三者三踊。
みんな違ってみんな良い。色々あるから面白い。
そんな思いを「猪鹿蝶」の姿を借りて表現しました。

ちなみにキャラ設定は
 猪:昔気質のガンコ者
 鹿:新し物好きの軟派者
 蝶:物静かな不思議ちゃん
となっています。


◆特徴

衣装

猪は紫色、羽織とたっつけ袴の、ザ・和装。
鹿は黄色、タキシードのような洋服。
蝶は赤色、アジアンな雰囲気の衣装。
という風に、分かりやすく色と形を分けました。

今回も衣装代を抑えるため、裁縫チームの皆さんが
頑張って、多くのパーツを手作りしてくださいました。

小道具
蝶は扇子の両手持ちに挑戦しました。
目立つ色合いで、かつ表裏色違いのため、面の向きや
角度の調整がとてもシビア。雨と風が天敵です。

楽曲
猪は激しく、太鼓と三味線で純和風
鹿は明るく、バスドラと電子音でEDM風。
蝶はゆったり、シタールや胡弓でエスニック風。

振付
猪鹿蝶それぞれ、キャラに合った振付になっています。
猪は鳴子踊り、鹿はダンス、蝶は扇子の舞。
振付師の先生の引き出しの多さに脱帽!


◆口上・歌詞

<前口上>
はいどうも、麗舞でございます。よろしくお願いいたします。
皆さま、猪鹿蝶という言葉をご存じでしょうか?
花札の役の名前で、その名のとおり猪、鹿、蝶の組み合わせ
になっています。
一見バラバラに見える組み合わせが意外な力を発揮する、
それが麗舞の「花札コンチェルト」。
どうぞ最後まで、お楽しみください。

<猪>
色とりどりに並ぶ花札 姿目ぼしき猪鹿蝶

歴史伝統 先人の知恵 導き合った 祭の道を
地響き打って突き進む 平身低頭 猪突猛進

先へ先へと 文化を紡ぎ 夢をも繋ぐ
我ら願うは 無病息災 子孫繫栄
さぁ踊りませ 踊りゃ心も 身も晴れる

<鹿>
恵み豊かな雪解け水 流れ込むは鹿児の川
実り豊かな播磨平野 なだれ込むは鹿児の群れ
神の遣いよ しかと見よ
幸運俸禄 五穀豊穣 福をアゲましょ
さぁさ 金運アゲましょ 気分アゲましょ
楽しんだ者が 勝ちでしょ
さぁさ 手拍子揃え 踊りましょ
アナタもどうぞ 踊りましょ

<蝶>
いずこともなく 音もなく
空を舞い飛ぶ 戯れ蝶
雅びた様へ 願いを託す
夫婦円満 不老長寿と

風の吹くまま ヒラヒラと
自由に 気ままに

おいでおいでよ 踊ろ踊ろよ

<猪鹿蝶>
蝶に誘われ 猪と鹿再登場
いよいよここからが真骨頂

三者三踊あればこそ 踊る浮世の面白さ
猪鹿蝶揃えばこそ 見たい 目出度い 晴れ舞台

踊りましょうよ 手拍子奏でましょ
みんなの望みを 協(カナ)えましょ
出会い 埋め合い 響き合い さぁ
共に舞いましょ