◆麗舞2008 テーマ「まつり」

曲名「祭宴日」


「まつり」といえば、賑やかに人が集い、屋台の彩りに時を忘れます。

軽やかなお囃子の音色に女たちは小躍りし、男たちといえば

この日ばかりは無礼講、太鼓の鼓動にまかせて酒を食らう。

そんな光景がまぶたに浮かんできます。

本来まつりとは、神様を招待する儀式から始まるもの。

今日は私たちが神の使いとなり、皆様をお招きします。

ようこそ、麗舞のまつりへ!


◆特徴

衣装:白と黒を基調にした、渋く、粋な色合いに
動きやすい分ごまかしの効かない筒袖を採用

小道具:紙製のキツネのお面、かつぎ桶太鼓
太鼓を持つ4人は半年以上の特別練習をしました

楽曲:太鼓、鳴り物、篠笛のみのシンプルな楽器構成
踊っこまつりでは和太鼓の生演奏と競演しました

振付:ただ激しいだけでも綺麗なだけでもない抑えた動き


◆流れ

@キツネ
神々を招待する儀式のシーン
ある種の不気味さを表現

Aおかめ

娘たちが嬉しそうに小躍りするシーン
可愛らしさ、柔かさを表現

B太鼓
日本の祭りに欠かせない太鼓のシーン
力強さ、激しさを表現

Cひょっとこ
祭りには付き物の酔っ払いのシーン
滑稽さ、愉快さを表現

D大団円
賑やかにまつりを締めくくるシーン
しなやかさから元気良さまで色々と


◆口上・歌詞

<おかめ>

ひぃ、ふぅ、みぃ、いよっ!
とざいとうざい 遠路はるばるお越しの皆様 あつくあつく御礼申し上げます
おどっこ祭り 宴日披露の時にて ここはひとつごひいきに!

愛嬌ふりませ小粋なむすめ 祭囃子に彩り添えて
ちょいと指先お空にかざし さらりひと踊り

<太鼓>
さぁよってらっしゃいみてらっしゃい
東播磨の加古の地に響き渡るはこの太鼓
四つのうねりは祭りの鼓動とならん
それでは待ったなしいざ参りましょう

<ひょっとこ>
はいはいはいはい ここらで一息入れて ちょっと一杯ひっかけたろか
そや よぅ考えたら まだまだお日さん明いねんなぁ
もいっちょ気合い入れて グデングデンで踊ったろかい〜

<大団円>
今を流れる加古の河 水面彩る幾千の
思い映してわれらは踊る すべてのものに感謝して

最後にもひとつ踊ろやないの 笛と太鼓が酔う人誘い
ひょろりと背中をひるがえす 粋な時間を惜しみつつ