連続短編小説       それゆけジャッカス
ジャッカスな日々 その6 「矢の川家の引越し」

 
 
 かねてから、ジャッカス一同、志方の住民及び
阿弥陀のご近所の注目を浴びていた、矢の川さんちの
引越しが、平成12年05月14日に行われた。

 曇り空から、やや回復の兆し。  数日前からぐずついていた
天候も、どうやら持ち直し。  予定通り、おっちゃんいわく

 「祭りや、祭りやー」

という、引越しが決行された。

毎度 おなじみ、ジャッカスの面々が顔をそろえ、

 「わぁーっと、もっていって。 ざぁーと、おいたらしまいやぁー」

 という予想に反して、矢の川家からは荷物が出るわ、出るわ。

 「矢の川、これ、いるのーん?」

 「あっ、それは大事なやつやからほらんとってな」

 「こっ、これなんか、もお、えぇんとちゃうーん?」

 「あっ、それは、記念のやつやからもっていくねん」

 そんなこんなで、4トントラック4台。  あと、細かい備品に、
車が右往左往。

 「おまえらぁー、何人家族やぁー?」

 という声が出だしたころに一段落。

 焼肉とお寿司とビールを振舞われてジャッカス一同、ごきげんさん。

 本当は、 まだまだ、これからが大変なんだけど、
今日のところはこれぐらいにしといたろ。
     

    とりあえず、ジャッカスの集結力はたいしたもんだ。