ボーちゃんこと、棒谷君率いるダンディネスがジャッカスに
試合を申し込んできたのはこの頃だっただろうか?
矢の川さゆりさんの兄・健ちゃんが勤める、フットワークに
ボーちゃんが勤めていた関係で、ダンディネスとジャッカスは
めぐり会った。
「おねがいしゃース」
の挨拶が終わった瞬間に、勝負は決まっていた。
ジャッカスは体にぴちぴちのユニフォーム。
ストッキングはすねまで上げて、いつも通りの
いなかもんファッション。
対するダンディネスは、ピンストライプに、だぼだぼの
ユニフォーム。 もちろんズボンは、くるぶしまで下げている。
それでも、人生良く出来たもので、試合はそこそこの
シーソー・ゲーム。 勢いはあるが、若いダンディネスに対し
おとなしいが、キャリアにものをいわせ、動じないジャッカス。
一進一退のプレーが続き、それなりの結果に、試合は
落ち着いた。 しかし。
味方のエラーにつっこみも入れず、
「ドンマイ、ドンマイ」
のジャッカスに対し、
初回からガムを噛み、ジャイアンツのギャリクソンを意識する
味方チームのエースに向かい
「ヘぇーい、ピッチャー、
ガム、味あるんけぇー」
と、やじっていたボーちゃん。
ジャッカスとダンディネスは、育った水が違うようです。