道内9日目。 昨晩のあら稽古により高須がダウン。
早めにその日の宿、野中ユースに入り、一人、別行動で
休む事にした。 若いとはいえジャッカスも人間、2週間
に渡るたびの間には体調を崩す人が出ても当然であろう。
少し話がそれるが、今のジャッカスが当時のような旅に
出たらどうなるだろう? きっと連日、夜は宴会となり、
3日に一度は全員、宿で一歩も動けぬ2日酔い休み
というパターンになるに違いない。 そうなると道内一週の
旅に半月以上かかったりして。 でも、それも案外
楽しかったりして。 いつか本当にやってみませんか?
余談はさておき、実際のところ、こんな風に旅先で
病気になるのはつらいもので、一人、宿で寝ていたりすると
「おれ、明日になったら本当に元気になるんやろか?」
とか
「このまま、ずっと寝込んでしまうんちゃうやろな?」
なぁんて考えたり。 しまいには部屋の隅のほうで
小さくなって
「このまま病が長引いたら、いっそのこと厄介払いに、
ここに置き去りにされるんとちゃうやろか?」
などと、どんどん悪い方に考えてしまうものです。
また、廻りの者も
「あいつ、明日になったら本当に元気になるんやろか?」
とか
「あのままずっと、寝込んでしまうんちゃうやろな?」
なぁんて考えたり。 しまいには部屋の隅のほうに
みんな集まって
「あのまま、病が長引いたら、いっそのこと厄介払いに、
ここに置き去りにしよか?」
などと、どんどん悪い方に考えてしまうものです。
残念ながら、もとい、幸いな事に、この時、高須は
すぐに良くなり、無事全員で旅を続けられたのですが、
本当に健康な体というのが一番ですね。 健康な体と
いえば正しい食事。 食事といえば、この話題。
あぁ。 ついに僕にとっては、なんとか避けたかった話に
とうとうたどり着いてしまいました。
そう、当時、僕はなぜか物を食べるのがひどく
遅かったのです。 しかも意識的にしているのでは
ないのですが、なぜか調理に時間のかかるものを注文して
しまうので、みんなと一緒に食事をするといつもビリッケツ。
こうなるとつらいもので
「みんなもう食べ終わってるのに、このカレーライス
熱くてなかなか食べられへん」
とか
「食べても食べても、ちっともへらへん。 これ無く
ならへんのとちゃうやろな?」
なぁんて考えたり。 しまいには食堂の隅のほうで
小さくなって、
「このまま、いつまでたっても食べ終わらへんかったら、
いっそのこと厄介払いに、このままここに置き去りに
されるのんとちゃうやろか?」
などと、どんどん悪い方に考えてしまうものです。
となると、これまた廻りの者も
「みんなもう食べ終わってるのに、あのカレーライス
そんなに熱くて食べにくいんやろか?」
とか
「食べても食べても、ちっともへらへん。 あれ無く
ならへんのとちゃうやろな?」
なぁんて考えたり。 しまいには食堂の隅のほうに
みんな集まって
「あのまま、いつまでたっても食べ終わらへんかったら、
いっそのこと厄介払いに・・・・・」
高須さん、お互い無事に帰って来られて良かったね。