2日目も宿泊地に着いた頃には日が暮れていた。 支笏湖畔への道は、うっそうとした林の中で、暗くなってから 走るのは気味が悪かった。 どうしていつも遅くなるまで、 遊んでいるのか、本当に元気なジャッカスだ。 あり余る 元気で、その夜、彼らがなにをしたかは、パートVに書いた とおり。 たまには、おとなしく寝ろよな。 明けて3日目。 一行は札幌の街へと進撃する。
「おおぃ、ここは6車線。 そこは対向車線やぞぉ」 危うく、難を逃れる。 さすがに札幌ともなると、我々に
ここで2班にわかれ、市街観光に繰り出した。 かたや、
「札幌やねんから、やっぱ、ラーメン食べな
「あそこに中華料理店あるでぇ」 「ほっ、ほっ。 そこで、ええやん」 確かに、札幌のラーメンには違いない。 「北海道大学って、ここかぁ。
「おっ、なにか銅像があるでぇ」 「それ、何とか博士とちゃうん? 写真、とろーでぇ」 それは学校長の胸像ではないのか? 「大通り公園ちゅうのは、人がいっぱいやな」 「おっ、変わったモニュメントがあるで、みんなで
ただの公園の飾りやろっちゅうねん、それは。 知性派、野性派。 どちらが正しい観光客の姿? と
その後、集結したジャッカスはビール園へとなだれ込む。
やがては酒飲みおやじの集団と化すジャッカス。
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