その16 「公式戦デビュー」
ついに、ジャッカス公式戦デビューの日がやってきた。 我が町の草野球連盟は 「B」 と 「C」 に分かれており 「B」 は、神鋼加古川、市水道局、オークラ輸送機etcが 所属する。 ここは経験者ぞろいの本格的なところで われわれからすると小学生とメジャーリーガーくらいの 差がある。 「A」 も有ったような気がするが、こうなると ほとんど別次元の話なので、さだかに覚えていない。 とにかく 「B」 はジャッカスなどまるでお呼びでない リーグだ。 こっちだって呼ばれても行きたくなんか ない。 こわい。 一方、「C」 は参加資格として、市内在住もしくは 市内の職場に勤めている者よりなるチームと定め られているだけ。 これならいろんなチームが参 加可能だ。 ジャッカスが申し込んでも怒られない。 年会費だか、大会参加費を払い参加する。 市長 杯争奪戦、体育会々会長旗争奪戦とか銘打った大会が 年に3、4回催される。 大会毎に申し込みをすると 抽選会が行われ、後日、試合日と場所の連絡があり いよいよ試合開始となる。 少し話が変わるが、抽選会で思い出した。 ジャッ
当日、試合は 「長楽寺」 というグラウンドで行われた。
「チェンジの際は全力疾走して」 「次打者は早くウェイティングサークルについて」 「コーチャーズボックスに人がいない。
と、矢継ぎ早に注意を発する。 内野はボロボロ。
ジャッカスの公式戦デビューは、ちょっぴり厳しい
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