いなみ野学園では、コロナ禍での制限がなくなり学園活動にも賑わいが戻ってまいりました。
そこで改めてコロナ禍を振り返えると、非接触・非対面の生活様式の実践から、電子決済、オンライン会議等のデジタル技術の活用が急速に進み、ネット上で様々なサービスが提供される“デジタル経済”の進展や、リモートワークやワーケーションなど働き方が変化する中、生きがいや健康に楽しく生きることへの志向が高まり、日常生活や経済活動に変化が見られます。
また、国際情勢の悪化はエのうえネルギーや食料価格に波及し私たちの生活を直撃しています。世界規模での気候変動も深刻で、昨夏は気象庁が観測を始めて百年余で最も暑い夏となり、深刻な健康被害や食料供給に影響が出ています。
このように、私たちを取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、人生百年が現実になった今こそ、人生の新たなステージを充実したものにするため“今”という時代を正確に捉え、新たな時代を様々な視点で学ぶこと”が必要だと実感いたします。その上で、生きがいや夢を持ち続け多くの人との交流の中で、自分らしく日々の活動に取り組んでいただきたいと思います。
学園では、ビニールハウスの建て替えや陶芸窯の更新など設備の充実を図りました。緑豊かなキャンパスで、四季折々の変化を感じながら楽しく充実したキャンパスライフを送って参りましょう。
令和6年5月12日
兵庫県いなみ野学園
学園長