明石高校陸上競技部
　　　◎大正１２年　旧制明石市立明石中学校として開校。
　　　◎昭和　３年　県に移管、兵庫県立明石中学校と改称。
　　　◎昭和２３年　明石高女との生徒の交流により、兵庫県立明石高等学校となる。
　　　
　　　　明石高校としてもこのような歴史があり・・・
　　　
　　　　旧制明石中学時代から陸上競技部は活動していたと思われますが、当時の資料等がなく、諸先輩方の活躍を
　　　ここでご紹介できないのが、とても残念です。しかし、明石高校初期の頃
　　　　　　　　 赤星岑生さん（3回生）　　　　　 　　　全国　Ｉ・Ｈ　　　　１５００ｍ　　第3位
　　　　　　　　 金月　 皓さん（4回生）　　　　　 　　　全国　Ｉ・Ｈ　　　　 棒高跳　　 第2位
　　　　　　　　 故 阪田富美子さん（5回生・前会長）近畿　Ｉ・Ｈ　　　　 ８０ｍＨ　　 優勝
　　　等の活躍があり、昭和２４年には大阪で開催された全国高校駅伝に出場、参加５６校中、第８位という輝かしい
　　　成績もあります。
　　　　更に、浅井　浄さん（12回生）は、
　　　　　　　　全国 I・H　　　100m　　　優勝
　　　　　　　　国体　　　　　 100m　　　優勝
　　　という素晴らしい成績を残されただけではなく、卒業されて大学に進学後も競技を続けられ、１９６４年東京オリン
　　　ピックの代表に選ばれました。
　　　　数少ない部員の時代もあり、顧問の先生もままならないという中、近畿　Ｉ・Ｈに駒を進める等の活躍があったり
　　　で現役高校生・卒業生の活躍はあったものの、それを支援していくＯＢとしての組織は確立していないのが現状
　　　でしたが、その後も各指導の先生方のご尽力により、全国大会（全国インターハイ・国体・都道府県対抗全国女
　　　子駅伝等）にまで駒を進める等歴史と伝統、実績もある陸上競技部です。

　韋駄天会の紹介　　　　　　　　　　　　

　 ところで、『韋駄天』って何…?と思われる方もおられると思いますので、本来の意味での『韋駄天』を紹介します。
　　　　　
　　　　　　『韋駄天』とは
　　　　　　　　寺院の護法神として祀られるもので、魔王が仏舎利を奪って逃げた際にこれを追いかけて取り返したと
　　　　　　　　ころから足の速い人のたとえとされています。
　　
　となっていますが、明石高校陸上競技部の『韋駄天』は、このような仏教的なイメージのものではなく、陸上競技の
　神様だったのでは・・・・・。
　　故 永礼先生が明石高校陸上競技部のために作詞された歌があります。紹介しておきましょう。

　韋駄天の歌
　　　韋駄天よ 韋駄天よ　お前と生きた　この年月　　　 身を切る寒風　ともに耐え　 命燃やした　このグラウンド
　　　韋駄天よ 韋駄天よ　走り跳び投げる　若者に　　　 お前が言った　あの言葉　　 「根性なき者　ここを去れ」
　　　韋駄天よ 韋駄天よ　明日の記録に　青春を賭け　 汗と涙の　若人に　　　　　　 韋駄天の声　いつまでも

　　　今でも目を閉じてメロディーを口ずさめば、自然とこの歌詞が出てくるＯＢ・ＯＧの方々もおられると思いますが、
　　この歌の中にある『韋駄天』こそ、明石高校陸上競技部の『韋駄天』ではないでしょうか。

　　さて、それでは今日の『韋駄天会』に成長するまでの足跡をたどってみたいと思います。

　◎昭和３９年
　 　　それまで陸上競技部はあったものの、ＯＢ会というきちんとしたものはなかったのが現状でしたが…

　　　　　永礼先生を、部長として母校にお迎えした頃は、私はまだ学生で、夏休みに帰省して、初めて知ったような
　　　　次第でした。 あの頃、永礼先生は会うたび毎に「大越智、ＯＢ会作らにゃいけん」とそのことばかり口にされ
　　　　ておりました。当時まだ若輩の我々は、どうしたら良いものやら、雲をつかむような感じで、それこそ、手取り、
　　　　足取りしていただき乍ら韋駄天会は歩み始めたものでした。…
　　　　　　〔韋駄天10年誌　故 大越智先生（１５回生）の刊頭あいさつ「発刊にあたり」より〕

　　このようにして永礼先生、大越智先生のご尽力により昭和３９年に発足した明石高校陸上競技部ＯＢ会が、
　　『韋駄天会』です。（当時、会員は１５回生以後のみであった）

　◎昭和４９年
　　 １０周年を迎え、記念誌『韋駄天１０年』を発刊（写真①）
　
　　 この頃は、お正月（元日）にＯＢ・現役交流会が開かれたり、８月には現役対ＯＢ対抗戦が行われ、また、卒業
　　 された諸先輩方が練習に来られて厳しく (^0^) 指導してくださったり…と現役とＯＢの交流も盛んでした。

　◎昭和５４年
　　 ＯＢによる陸上競技愛好者の集い『韋駄天クラブ』が誕生することとなり、大いに『韋駄天会』は盛り上がってい
　　 くことになりました。（昭和54年3月25日）

　◎昭和５９年
　　 ２０周年を迎え、記念誌『韋駄天２０年』を発刊（写真②）
　　　　
　　 先にご紹介した韋駄天１０年誌発刊当時で会員数は６８名、現在では１５回生以前の諸先輩方との交流により
　 ４００名以上の大所帯となっています。

　現在の『韋駄天会』の活動としては、
　　　　◎１月の総会・懇親会
　　　　◎現役生に対する各賞（Ｆ．Ｆ．Ｆ杯、記録賞、努力賞、大越智杯、駅伝賞）の表彰
　　　　◎各種競技会、強化練習における応援、援助
　等を行っています。

　　各種行事には皆さんそれぞれご多忙により、出席したくてもなかなか出席できない方々が多いのも現状ですが、
　これを機会にコミュニケーションをとっていただき、一人でも多くのＯＢ・ＯＧの方々が顔を合わせる機会を持てた
　ら幸いです。また、皆さんがより参加しやすい行事の開催も考えていきたいと思っています。
　
　「こんなことをやってはどうか？」といったご意見があれば、遠慮なくコメントしてくださいね
　　　
　　 皆さん、それぞれお世話になった先生（西畑先生、三宅先生、松岡先生、永礼先生、大越智先生、松本先生、
　柴原先生、亀田先生、野内先生、森口先生、堤先生、吉井先生、曽谷先生、宮地先生、谷綛先生、山本和也先生
　曾根先生、山本直樹先生）
　は違いますが、明石高校陸上競技部という点では相通ずるところもあると思いますので、かわいい後輩達のため
　にもどうぞよろしくお願い致します。

　※先生の御名前に間違い、漏れがある方もおられるかと思います。御存知の方はお知らせください。


　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　写真①　　　　　　　　　　　　　 　　　　写真②　　　　



　☆主な成績（県I H入賞以上、敬称略）　　※成績・記録・御名前に間違い、漏れがある方もおられるかと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 もし身近な方等で御存知の方はお知らせください。・・・・・整理中・・・・・＜(＿　＿)＞

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