技術交流会報告

「集成材とは何か&最新の集成材をめぐる動き」


スギ、ヒノキ等の森林資源の充実や外材の調達の困難性等を背景に、県産木材を使っていこうとする気運が高まっています。そこで、本県では県産木材の供給センター事業化シミュレーションを実施し県産木材の供給体制構築に向け積極的に推進運動を展開しているところです。このような中、集成材について、国内の第一人者である独立行政法人森林総合研究所の林知行氏を講師としてお迎えし、話題を提供していただきました。氏からは、これまでに携わってきた研究テーマや現在取り組んでいるプロジェクト等の紹介、木材に関する間違った知識の事例紹介、なぜ木材を使わなければならないのか、スギの特性、エンジニアードウッドの用語の意味、集成材の種類、製造工程と特性、集成材JAS改正の動き等、120枚を超える資料をもとに、木材に関わる広範な内容についてのプレゼンテーションが行われました。参加者である集成材メーカーや製材業者、建築設計士、県・市職員等、日頃より木材に携わる幅広い業種の方々が熱心に聴講しました

参加者は研究会会員、建築設計士、行政機関、森林林業技術センター職員等45名でした。

ホームに戻る