年間ベスト10

年間ベスト2006年編

2006年 読んだ冊数は記帳してるので177冊。 多いのか少ないのか・・?学生の頃からすると格段に減ってはいますが。 2006年は1回の貸し出しが二十冊の図書館に出会えたのが大きい。 BL系/コバルト/X文庫もそろってるし新刊も入るのが早い。 本の回転率が高い図書館なのもうなずける。 長期休暇や整頓日などは四十冊借りることができて、ぎりぎりまで借りるので 持って帰るのが楽な文庫を読む量が増えた一年だった。 例によって順位ではないですが、(私的)年間ベストです。

「硝子の街にてシリーズ(全巻)」* 柏枝 真郷
以前から面白いとは聞いてたのですが、長いので躊躇していた小説。 ニューヨークの観光ガイドブックを図書館で借りてきてなぞりながら 「これはここか〜」とかすごく楽しめた小説でした。

「プリズンホテル夏・秋・冬・春」* 浅田 次郎
浅田作品は初めてでした。映画化とかになってるのが 多くて面白いんだろうなとは思ってたけど、そういうものほど いつでも読めると読まなくなっててようやく読みました。 とてもテンポがよくて人情味あふれる小説です。

「査察機長」* 内田幹樹
『新刊棚に置いてあった』ので読んだ小説。 コックピットだけで話が進みます。なのに飽きません。 作者のエッセイをあわせて読むとなお面白い。 テレビドラマにはし難い作品だと思う。

「風が強く吹いている」* 三浦しをん
ぎりぎりの人数で箱根駅伝に出場を目指す大学生の話。 しをんさんが書くと何で「すぽこん」に思えてこないんですかね〜 生ぬるい感じから始まるから? 何気にカップル?って感じの方々が・・・(笑) 微妙な深読みをしてしまいそうなそんな感じが面白い。

「あの花に手が届けば―バンダル・アード=ケナード 」* 駒崎優
変換したら「駒崎(有)」とか「細裂き」で出てくる・・・
この巻を読んで初めて結構大所帯で動いてたんだな〜と思った。 今まで出てくるの一部の人だけだから(笑)

「吸血鬼を愉快な仲間たち」* 木原音瀬
まだ出ていない時点で(仮)が付いてたからそりゃ変わるだろうと 思ってたのにこの題名そのままで出てました・・・。 (仮)も題名の一部のつもりだったとか(笑) 内容も結構裏切られた感じで面白かった。 ジャンル違いな感じもするけどこのまま突っ走って欲しいものです。


2005年度

顔 FACE *横山秀夫/著」
テレビドラマになってたみたいです。 見てませんが。小説は面白かった。
婦警の瑞穂が色んな課に回されていく話。 よって短編集のようになってます。
シリーズらしいので続きを探します。

真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B」本多孝好著

この人の文章好きです。安心して読めます。 でも、ストーリー展開は安心できません。
ミステリーでもないのに、特別なことが起こってないのに はらはらします。
読み終えた感想は「女はしたたかやわ」です。 残された男二人がなんだか・・・笑えました。
にしてもいつも読んだら不思議な気持ちになります。 この人の小説。

運命は剣を差し出す―バンダル・アード=ケナード〈3〉」駒崎 優著
昨日、土曜は出んやろうと本屋へいそいそと行ったのですが ありませんでした。やっぱり今日・・・。
お医者さんの方はおおよそ予想当りました。 深読みして楽しむのも良いものです。
でも隊長さんの正装シーンは想像できませんでした(笑)

恋刃“Lancet”」五條瑛著
最初に思ったのは「あれ?誰が主役?」でした。 みんな主役級ではないですか(笑)
好き勝手してるし、1巻から読み直さないとわかんない人いるし。
全体を把握するのにいい巻でした。 また、全巻読み直す巻が出てくるでしょう。

6ステイン」福井 晴敏著
ちゃんと覚えてはないのですが知ってる人は二人出てました。
一人は名前は出てきてないけど(笑) 面白かったです・・・。
今度はやめた人を監視してる人の方の話が読みたい。

Don't Worry Mama」木原音瀬
内容は新しいお話。 やっぱり木原さんらしい(笑)
あるところで噂されてる?太ってる人のがお相手のお話。 色々挑戦されるから面白い。
好きな作品と苦手な作品、1人の作家サンで こんなにもハッキリするのはめずらしい(私自身が)

からくりアンモラル」森 奈津子
短編集です。すこしエッチですね。 「いなくなった猫の話」と「ナルキッソスの娘」の二つが良かった。
シュールというか一応ハッピーエンドで、面白かった。

よろづ春夏冬中」長野まゆみ
数多に出ているBL系の短編集、と言うような感じでした。
長野さんは短編集の方が面白いと思う。 今回は一つ一つの話の登場人物の名前は違えど 似たような感じの人が多いので話がで繋がっている錯覚を起こします。
かなり楽しく軽く読めます。不思議ちゃんが多いかな。


ゆめつげ」畠中恵
ミステリとかよりもう兄弟が最高ですね。
もりもり読めて面白かった。 「しゃばけ」より面白かったかも。

モドル

2004年度

ミステリ以外をよく読みました。児童書が多くなりましたね。
読んだ本を記録していない事が多かったので今回選んだのは憶えてる範囲です。
読書記録に載せてたものはそのままの感想をつけてます。
断然1位は駒崎先生の「バンダル・アード=ケナード」次点で今野先生の「半夏生」
結構オジサン系が好きみたい・・・です。
どう拾っても十冊に足りませんでした。読んだ本の絶対数少ないので。
2005年はもっと本を発掘して読んでいきたいですね。まずは映画になる本から。


「バンダル・アード=ケナード運命は剣を差し出す1・2」駒崎優
私の中の一番人気は医師のヴァルベイド

「半夏生 東京湾臨海署安積班」今野敏
安積さんまたぐるぐる1人で考えてて可愛い感じ。
小説だからこそ出来る1人ぐるぐる。

「接近」古処誠二
命を賭けた献身の代償が裏切りだとしても、それでも僕は信じていたかった――。

この帯のが11歳の男の子のこととは・・・。
それにしても弥一はキルゾーンのシドーに似てる気がするかも〜vv
最後弥一は自分を撃ってしまうのですよね?
お腹を撃たれたら苦しんで死ぬと途中に説明あったけれどもそれってやっぱり伏線になってますね。
判りずらくて何回も後半部分読み返してました。
すばらしく感受性の強いまっすぐ過ぎる少年の青春小説。

「さよなら」森青花
人の人生には色々あるように死に方も色々です。
幽霊のおじいさんがあるマンションを中心に死んでしまった人と
話ができる方法を自分の体験から教え回っていくお話。 テーマは一緒の短編集。
主要登場人物は同じですがたくさん人が亡くなります。
とても泣ける所の多い小説です。

「七月七日」古処 誠二
日系二世アメリカ兵主役の話。
今まで注目してなかった立場の人が主人公なのでなかなか興味深く読めました。

「譚詩曲の流れゆく 歓楽の都」駒崎優
雰囲気がいいですね。イラストも手伝ってるかもしれませんが。

「ロマンス小説の七日間」三浦しをん
もう一つの訳の想像の世界の方が好きでした。

「魔法使いハウルと火の悪魔・ハウルの動く城1」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
映画見てはまりました。でも映画とは別物で、こちらの世界が異世界という設定が
面白かった。魔法は添え物って感じも魔法というものが自然に溶け込んでて良かった。

「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」雪乃紗衣
なかなか面白かった。
十二国記の誰かさんを真似てるようなイラストだったのでどうなのかな?と思いはしましたが。
世界観は結構好きかも。


モドル

2003年度

2003年面白かったと記憶に残っていた小説十冊。

あえてベスト10ではなく挙げるだけで。ほぼ、読んだ順だと。続き物はあえてまとめて一冊として。

「バッテリー@〜D」あさのあつこ
「ダレン・シャン」ダレン・シャン
「二重標的/東京ベイエリア分署」今野敏
「どろぼうの神さま」コルネーリア・フンケ
「聖なる黒夜」柴田よしき
「鎮火報」日明 恩
「放課後戦役」 鷲田 旌刀
「黄金の島」真保 裕一
「月魚」三浦しをん
「DAIVE!1〜4」森絵都

二冊以外図書館で借りた本になりました。ハードカバーはほとんど買いませんから。
母に図書館は自分の本棚と思いなさい、とこの間言われました(笑)
欲しいだけ買ったら家が余計狭くなりますから。ほんとは欲しい・・・。

モドル