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学園長メッセージ いなみ野学園 学園生の皆様へ〜講座の再開〜

学園長
林省吾

兵庫県に、4月25日から発令されている緊急事態宣言が、5月31日まで延長されました。

期間延長に伴う県の緊急事態措置については、「新型コロナウィルス感染症に係る兵庫県対処方針」により、感染リスクの高い行動(購入した酒類の店先や公園等での飲酒など)の自粛や、飲食店等への休業要請・時短要請への強化が示される一方で、原則休業としていた社会教育施設等の県立施設では、感染防止対策を実施した上で開館することや、イベントの開催自粛要請が、一定の基準内で開催できるなどが示されたところです。

いなみ野学園では、当学園の感染防止対策でお示ししたように、講座運営については、「高齢者の生涯学習は、高齢者自らの課題解決や生きがいづくり、心身の健康づくりのみならず、高齢社会が進む中、高齢者の活躍を推進する上で必要な活動である」と考え、国・県のガイドラインを踏まえ可能な感染防止対策を講じつつ生涯学習の機会を提供していくこととしたところです。

そのうえで、この度の県の対処方針を踏まえ、5月17日からの各学年の講座を順次再開することといたしました。

しかしながら、講座以外のクラブ・サークル活動等については、引き続き自粛をお願いいたします。(これら詳細については、別途HPに掲載していますのでご覧ください。)

そこで、講座の再開に向けてのお願いです。再開には感染防止対策の徹底が大前提です。 皆様には、引き続きマスクの着用、手洗い・手指の消毒、人と人の十分な距離の確保、3密の回避などの徹底をお願いします。特に、昼食時などマスクを外しての会話は絶対に行わないようお願いします。

学園では、講座時の着席のあり方やリモート対応、アクリルパネルの活用、二酸化炭素濃度の測定と換気の実施などを徹底してまいります。

皆様と学園が一体となって、感染防止対策に努めてまいりましょう。

コロナ禍を乗り越え、充実した学園生活を送ることができるよう学園としましても精一杯取り組んでまいります。

令和3年5月12日

兵庫県いなみ野学園

学園長 林 省吾

学園の生い立ち

いなみ野学園 設立の趣旨

変容する社会の中で、逐年増加する高齢者が、どうすれば自分の能力を開発し、さらに社会活動をして生きがいを覚え、充実した生活をおくることができるかということは、切実な課題であります。

兵庫県では、高齢者が恵まれた自然環境のなかで、仲間づくりの輪をひろげながら 新しい教養を身につけ充実した生活を創造し、併せて地域社会活動の指導的人材を養成するため、高齢者学習の施設として、昭和44年に、いなみ野学園高齢者大学講座が創設されました。

学園には、健康福祉(平成23年度から「健康づくり」に変更)、文化、園芸、陶芸の4つの専門学科があり、全員共通の教養講座と、それぞれの専門講座を学習していただくことにより、能力の開発を図っています。

園芸学科には園芸作物などの生産実習があり、陶芸学科には、作陶実習があります。 この学園は、学校教育と社会教育の良さを取り入れたユニークな高齢者学習のセンターとして全国 的に高い評価を得ております。

学園の運営

学園の運営は、 「公益財団法人兵庫県生きがい創造協会」が県の補助を受けて実施しております。

講義ならびに実習指導には専任職員のほか、大学教授等多数の有識者、著名人が講師に委嘱されています。

学園へのアクセス

新幹線利用

新幹線広島方面からは、新幹線姫路駅で、JR神戸線大阪方面行きに乗り換え、東加古川駅下車。

JR神戸線利用

JR東加古川駅下車、駅から学園まで徒歩で15分程度、タクシー利用の場合、1〜2メータ料金程度。

高速道路利用

加古川バイパス・加古川東ランプより一般道経由5分前後。

所在地
兵庫県加古川市平岡町新在家902-3
電話
(079)424-3342
FAX
(079)424-3475

兵庫県いなみ野学園歌

作詞 樫原 太郎

作曲 村岡 修 

一番

稔りゆたけき 播磨野の

松もみどりの 鶴が丘

ここに羽ばたく 不死の鳥

いなみ野学園 ああ われら

進む世紀に おくれじと

胸はずませて今ぞ翔つ

二番

島山かすむ 播磨灘

たぎつ力は 満ち潮と

ここにあふれて 花ひらく

いなみ野学園 ああ われら

つぶらに熟れし 知恵の実を

世に捧ぐべく 今ぞ起つ

昭和45年11月制定

いなみ野宣言

いなみ野宣言


ここいなみ野学園に集う私たちは、本年を「国際高齢者年」とする国連決議及び高齢者のための国連原則「自立、参加、ケア、自己実現、尊厳」を認識し、「すべての世代のための社会をめざして」意識改革と社会参加及び世代間の交流を図り、共生の精神を高揚させ、希望あふれる21世紀に向けて、次の宣言を行います。

1 高齢期に対する自己及び社会一般の意識改革に努めます。
高齢期に見られる消極的で固定的な意識を改革するため、積極的に多世代との交流を深め、信頼と尊厳を得るよう、夢や生きがいを持って行動します。
2 心身ともに健康で、自立した生活づくりに努めます。
スポーツや食生活の改善を積極的に行い、自他ともに身体的、精神的に自立する健康な生活づくりに努めます。
3 新たな自己発見、自己実現をめざし、社会に貢献するよう努めます。
生涯を通じて学ぶ喜びを持ち続け、自己の可能性を発見し、自己実現に努めながら、地域の文化、伝統を大切にし、永年にわたって身につけた知恵と経験を生かして新しい社会の創造に努めます。
4 地域の人と自然との共生に努めます。
地域の人々との絆を深め、すべての世代が共生する優しい社会づくりと、美しい自然に恵まれた環境づくりに努めます。
5 英知を集め、21世紀へ夢と希望をもって行動します。
平和、平等、人権、地球環境など広く国内外の課題に目を向け、生き生きとした21世紀ビジョンを抱き、夢と希望の灯を高く掲げて行動します。

1999年11月19日

兵庫県いなみ野学園

兵庫県高齢者放送大学