二俣小唄

二俣町内の企業に勤められていた野間一郎さんという方が、 二俣に魅力を感じ、歌詞にされて口ずさんでおられました。
その後、中嶋時雄さんが補作・編曲してピアノ伴奏で歌われてきました。
そして、昭和40年頃、二俣住吉神社の夏祭りで、発表会が行われました。
次いで、平成5年に大西晃さんがMIDI演奏に置き換えることに成功し、CDに仕上げられました。
平成14年に踊りの振付けができ、町内の盆踊り大会で楽しまれています。
また、中学校区毎におこなわれている加古川市主催の「ふるさとまつり」にも出場し、話題になっています。




二 俣 小 唄


            作詞・作曲 野間 一郎
            補作・編曲 中嶋 時雄
            midi演奏・歌 大西  晃

  1.ハアー 春の新井(しんゆ)はナ
    春の新井は桜に染めてヨ
       (ヤレ パット染めて)
    清き流れに薄化粧の花盛り
    水面に映る二人の影も恋模様
    二俣よいとこ 二俣よいとこ 花の町

  2.ハアー 夏の住吉ナ
    夏の住吉 松風そよぐ
       (ヤレ さやさやと)
    祈る姿にさやさやと松風が
    何を祈るか 松葉模様の二人連れ
    二俣よいとこ 二俣よいとこ 恋の町

  3.ハアー 秋の二俣ナ
    秋の二俣 稲穂の波がヨ
       (ヤレ 稲穂がヨ)
    みのる稲穂の美しさ 美しさ
    祝う豊年 祭囃子の笛太鼓
    二俣よいとこ 二俣よいとこ みのる町


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「二俣小唄」が流れます。






    

  




加古川節

平成4年に、加古川市野口町で、昭和7年6月製作のSPレコード「新民謡 加古川節」が見つかり、野口町公民会館エリヤの盆踊り大会で演奏されたが、古くて音質が悪く、 回転スピードが合わないなどで、うまく踊れなかった。
そこで、大西晃さんのグループで、パソコンを使ってメロディを復元するとともに本人が歌を吹き込んで野口町の念仏さん祭りで披露した。
その後、野口町公民館エリヤの盆踊り大会でもそのCDで踊られている。





    新民謡 加古川節

               作歌 佐久 羊村
               作曲 近藤 十九二
               振付 若柳 吉三枝
               鳴物 柏  扇若

  1.播州加古川来て見やしゃんせ
    丹波はなれて野山をわけて
    色も香もある流れ水
 (囃)サアサ ヨイヨイ オチョマカ チョイチョイ

  2.見たか相生聞いたか尾の上
    添うてうれしや雌松に雄松
    枝も栄える鹿児の松

  3.萌えて儚き河原の陽炎
    摘むにつまれぬ堤の芽花
    残る恨みは七騎塚

  4.響くサイレン毛織りの工場
    意気な姿のいそいそ娘
    国の誇りもその手から

  5.加古川橋から川下見れば
    走る若鮎おの瀬にこの瀬
    恋の涼みは屋形船

  6.杜の刀田山宮居の跡に
    偲ぶ御姿太子堂
    染めて入日の三重の塔

  7.日岡さんなら加古川一と目
    音に知られた産神様よ
    秋の祭にや三ッ御輿

  8.昔しや印南野薄に尾花
    居家の磧を照らした月も
    変わる加古川街の屋根

 加古川民謡冊子は、昭和7年9月16日発行



歌 1番から4番まで

歌 5番から8番まで









新民謡 加古川節の紹介

  加古川市誌には、次のように記載されています。

  加古川町ノ新民謡・新小唄ヲ新作シ、全国ニ加古川町ヲ紹介
  セントス
  何レノ大都市を問ハズ長足ノ進歩発展セル歴史ヲミルニ其の
  先駆ヲ勤メタルハ 花柳界ノ活動ニ待ツモノ多シ、我ガ加古
  川町ハ小鄙都ナルモ全国的ニ名声ヲ博シ相当重視セラレ居ルモ
  花柳界ノ振ルハザルハ何ニ基因スルヤ、素ヨリ地形 的ニ恵マ
  ザレザルモ一面本町ノ有識者間ノ放任セルモ其ノ一因ヲ為セリ、
  本会ハ加古川ヲ中心トシ新民謡・新小唄ヲ公募シ新作シ、加古
  川町ヲ全国ニ紹介シ 本町ノ発展ヲ期セントス








<参考資料>